「Drake Hotline Bling」の2コマ画像を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。上のコマで顔をそむけて「×」、下のコマで指差して「○」。説明がなくても一瞬で意味が伝わる、あの画像。
それがネットミームです。今や単なるジョークを超えて、現代のコミュニケーションの一部になっています。
この記事では、2026年時点でも根強い人気を誇るインターネットミーム16選を元ネタや背景、オリジナルミームGIFの作り方を紹介します。
パート 1. ミーム(meme)とは?
「ミーム」はもともと生物学の言葉です。1976年、進化生物学者リチャード・ドーキンスが著書『利己的な遺伝子』の中で、文化や行動が人から人へ伝わる様子を遺伝子の複製になぞらえて「meme」と名づけました。
それがインターネットと結びつき、「ネットミーム」として現代のSNS文化に定着しました。画像・動画・GIF・テキストなど形式はさまざまで、「型(テンプレート)」に沿って誰でも自由にアレンジして投稿できるのが最大の特徴です。ショートカットされた感情表現の一種とも言えるでしょう。
パート 2. なぜネットミームは流行するのか?
ミームが広まる理由は大きく3つあります。
- 共感性の高さ: 「あるある」な場面にテンプレートを当てはめるだけで共感を得やすく、拡散が生まれます
- 改変しやすさ: 同じ型を使いながら内容を自由に変えられるため、派生バージョンが次々と生まれ話題が持続します
- プラットフォームのスピード: XやRedditなどで出所を問わず瞬時に世界中へ届きます
最近はTikTokやInstagramリールを通じた「動画ミーム」の比率が増しています。BGMやテキストが組み合わさることで、より強いインパクトを生み出せるようになったのが現在のトレンドです。
パート 3. 有名なネットミーム16選|海外・日本で話題になった人気ミームまとめ
ここからは、海外ミーム・日本でも広く知られているインターネットミームの一覧を16個まとめてご紹介します。
1. Drake Hotline Bling
元ネタ: Drakeの2015年のMV「Hotline Bling」から切り取った「拒否と承認」の2コマ。
なぜ流行? 「〇〇はいらない vs △△が欲しい」という2択の構造が何にでも当てはめやすかったため。
使われるシーン: 何かを否定して別のものを肯定するすべての場面で。
2. Distracted Boyfriend
元ネタ: スペインのストックフォト作家アントニオ・ギレム氏が撮影した写真。男性が連れの女性を放置して別の女性を振り返るシーンです。
なぜ流行? 「本来大事にすべきものを無視して新しいものに目を向ける」優先順位のズレが誰にでも刺さったから。
使われるシーン: 誘惑に負ける場面、やるべきことを後回しにするとき。
3. Woman Yelling at a Cat
元ネタ: リアリティ番組の怒る女性と、Tumblrに投稿された白猫「スマッジ」の写真を2019年にコラージュしたもの。
なぜ流行? 「感情的な人間」と「冷静な猫」のコントラストが、日常の不条理なやり取りをそのまま表現できたから。
使われるシーン: 理不尽なクレームや感情的な発言 vs 落ち着いた事実の対比。
4. Doge
元ネタ: 日本の佐藤敦子さんの飼い犬「かぼす」の写真。2010年にブログ投稿され、2013年頃に4chanでdogのミススペル「Doge」という名称で広まりました。
なぜ流行? 独特な表情があらゆる感情に見える点と、後に仮想通貨Dogecoinのシンボルになり金融クラスタにも波及したことで。
使われるシーン: 驚きや感動を大げさに表現するとき。
5. Surprised Pikachu
元ネタ: 1997年放映のポケモンアニメ第10話で、予想外の結果に驚くピカチュウのスクリーンショット。
なぜ流行? 「自業自得な結果に驚くふり」をする状況を視覚的にコミカルに伝えられたから。
使われるシーン: 予測可能な結末に対してわざとらしく反応するとき。
6. Pepe the Frog
元ネタ: マット・フュリー氏が2005年に発表したウェブコミック『ボーイズ・クラブ』のカエルキャラクター。
なぜ流行? 喜怒哀楽を自由に描き変えられる万能の感情表現フォーマットとして機能したから。2016年以降に政治的文脈で使われ、フュリー氏本人が否定声明を出した経緯もあります(ドキュメンタリー映画『Feels Good Man』参照)。
使われるシーン: 感情の絵文字的な表現として多数の派生バージョンが存在。
7. This Is Fine
元ネタ: KC・グリーン氏が2013年に公開したウェブコミック。炎に包まれた部屋で犬がコーヒーを飲みながら「大丈夫」とつぶやく場面。
なぜ流行? 明らかに最悪な状況なのに「大丈夫」と自分に言い聞かせる姿が現代人の心理を的確に表現していたから。
使われるシーン: カオスな状況を「受け入れるしかない」ときに。
8. Gigachad
元ネタ: アーティストKrista Sudmalisによる作品のモデル、エルネスト・ハリモフ氏のモノクロ写真シリーズ(2017年頃〜)。
なぜ流行? 完璧すぎる外見が「最強・最高」を意味するスラング「Gigachad」の象徴として定着したから。
使われるシーン: 自信満々な態度や強がりを表現するとき。
9. Buff Doge vs. Cheems
元ネタ: 筋骨隆々に加工されたDoge(かぼす)と、別の柴犬Cheems。2020年頃Redditで「強さの対比」テンプレートとして広まりました。
なぜ流行? 「昔はよかった vs 今はひどい」「理想 vs 現実」というギャップを表現しやすかったから。
使われるシーン: 昔と今の対比、理想と現実のギャップを表すとき。
10. Expanding Brain
元ネタ: 徐々に輝きが増す脳の画像を複数コマ並べ、「普通の考え方」から「頭がおかしいレベルの考え方」へエスカレートさせるフォーマット(2017年頃〜Reddit)。
なぜ流行? 皮肉やユーモアのレイヤーを重ねやすく、複数の解釈で楽しめる構造だったから。
使われるシーン: 非常識な逆張りをあえて最高の考えとして提示するとき。
11. Hide the Pain Harold
元ネタ: ハンガリーの元エンジニア、アンドラーシュ・アラトー氏のストックフォト写真シリーズ(2011年頃〜)。笑顔なのに目が遠くを見ている独特の表情が「作り笑いの象徴」に。
なぜ流行? 「外では笑顔、でも内心はしんどい」という共感を呼ぶ力が強かったから。
使われるシーン: 仕事中の苦笑い、月曜日の朝など。
12. Gru's Plan
元ネタ: 映画『怪盗グルーの月泥棒』(2010年)のフリップボード説明シーンを4コマ化。3コマ目に2コマ目と同じ絵を使いながら全否定するフォーマットです。
なぜ流行? 「良さそうに見えた計画が最後に矛盾で崩れる」構造がシンプルで再現しやすかったから。
使われるシーン: 自分の計画の欠陥に気づいたとき。
13. Is This A Pigeon
元ネタ: 1991年放映の日本アニメ『太陽の勇者ファイバード』第3話で、蝶々を指差して「これはハトですか?」と聞くシーンのスクショ。英語圏で「Is this a pigeon?」の字幕で広まりました。
なぜ流行? 違うものを自信満々に別のものと思い込む状況が普遍的に刺さったから。日本アニメが海外ミーム素材になった珍しいケースです。
使われるシーン: 見当違いな理解をしている場面の揶揄に。
14. Gavin Thomas
元ネタ: 2013年以降ニック・マストドン氏がSNSに投稿した、甥のギャビン・トーマス君の一連の写真・動画。微妙な笑顔と困惑した表情が中国のWeibo(微博)でも「假笑男孩」として流行しました。
なぜ流行? 子どもの無意識なリアルな表情が、大人も共感する場面にぴったり重なったから。
使われるシーン: 微妙なプレゼントや社交辞令の笑顔が必要な場面。
15. Anakin Padme 4 Panel
元ネタ: 映画『スター・ウォーズ エピソード2』(2002年)のシーンから。アナキンが不穏なことを言い、パドメが「そういうことじゃないよね?」と確認するが、最後のコマでアナキンが無表情のまま終わるオチ。
なぜ流行? 「都合の悪いことを信じたくなくて確認してしまう」心理が普遍的に刺さったから。
使われるシーン: 予兆を見て見ぬふりしたい場面。
16. Mother Ignoring Kid Drowning In A Pool
元ネタ: もともとは1989年、家族旅行中に撮影された家族の内輪ネタの写真。2020年、プールの底に骸骨が座っているパネルが追加されて拡散されました。
なぜ流行? 「重要なことを無視して些末なことに注目する状況」が応用しやすく、社会風刺として機能したから。
使われるシーン: 優先度が完全に間違っているときの風刺に。
パート 4. ネットミーム画像・動画素材はどこで探せる?
ミームの素材を探すなら、専門サイトを当たるのが効率的です。
- Know Your Meme(knowyourmeme.com): 世界最大のミームデータベース。元ネタや歴史を調べるならここが最も信頼性があります
- Imgflip(imgflip.com): テンプレート素材が豊富で、静止画ミームの自作にも使えます
- GIPHY(giphy.com): GIF形式の素材が大量に収録。XやSlackへの直接埋め込みにも対応
- Reddit(r/memes、r/dankmemes): 最新ミームが日々投稿されており、最近の流行を把握するのに最適
- Tenor(tenor.com): GIF検索・共有に特化。Google検索とも連携しています
商用利用の際は著作権に注意が必要です。ストックフォトを元にしたミームの場合、元画像に著作権が存在します。業務での使用は利用規約を必ず確認してください。
パート 5. EdimakorでオリジナルミームGIFを作る方法
HitPaw Edimakorを使ったミームGIFの作り方を紹介します。直感的なUIとAI機能が特徴の動画編集ソフトで、GIF出力にも対応しています。
1素材を読み込む
起動後「新しいプロジェクト」を作成し、使いたい動画・画像をタイムラインにドラッグ&ドロップします。
2テキストでキャプションを追加する
上部の「テキスト」タブ>「テキスト追加」から好みのフォントスタイルを選び、画面上に配置してキャプションを入力します。太いゴシック系フォントを選ぶとよりミームらしい仕上がりになります。
3動きを付ける
今回は例として、集中線のエフェクト動画を画像にかぶせます。画像右側の「ビュー」タブ>「エフェクト」タブから「ホワイトレイ」を選択し、右下の「追加」ボタンをクリック。
4GIF形式でエクスポートする
右上「エクスポート」をクリックし、「GIF」を選択して「エクスポート」をクリック。オプションで解像度とフレームレートを設定できます。
5SNSにシェアする
書き出したGIFをX・Instagram・LINEなど好みのプラットフォームに投稿して完成です。GIFは自動ループ再生されるため、ミームとしての拡散力が高い形式です。
パート 6. ネットミームに関するよくある質問
A1: リチャード・ドーキンスが1976年に著書『利己的な遺伝子』の中で作った造語です。ギリシャ語の「模倣(mimeme)」を短縮したもので、文化や行動が遺伝子のように複製・伝播する様子を表しています。
A2: 英語圏では4chan・Reddit・Tumblrが発生源になることが多く、そこからX・Instagram・TikTokで一般層へ広まるのが典型的な流れです。日本ではニコニコ動画やXが起点になるケースが多く、最近はTikTokの影響が大きくなっています。
A3: 2026年5月現在、XやTikTokなどのSNSで流行しているのは、日本各地のローカルな魅力や自虐ネタを紹介する「~に来なさい」ミームです。ただし日本は全体的にネットミームの流行が短いです。海外ではリアクション系の動画ミームが引き続き主流です。
A4: はい。ImgflipやKapwingを使えばブラウザ上で手軽に作れます。GIFや動画ミームを作りたい場合はHitPaw Edimakorが適しています。
まとめ
ネットミームは、Drake Hotline BlingやDogeのような海外発の定番から、日本独自のアレンジまで、言語や文化を超えて広まり続けています。
オリジナルのミームGIFや動画を作りたい方には、HitPaw Edimakorがおすすめです。テキスト追加・AI動画生成・GIFエクスポートを直感的な操作でまとめて行えます。
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