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ナンバープレートの映り込み、インタビュー相手の顔出しNG、会議室のホワイトボードに残った社名。「映してはいけないもの」を後から消す作業は、動画編集の中でも時間を取られる工程のひとつです。

InShot(インショット)はiOS・Android向けの動画編集アプリで、こうしたモザイク・ぼかし処理をスマホ上で完結できます。本記事では用途別に操作手順を整理します。

パート1. InShot(インショット)とは

InShot(インショット)は2017年頃から普及したスマートフォン専用の動画編集アプリです。iOS 12以降・Android 7.0以降に対応し、TikTokやリールなど縦型動画の台頭とともに利用者が急増しました。

無料版でも主要機能は使えますが、書き出した動画にはウォーターマーク(InShotロゴ)が入ります。透かしなし・広告なしで使うには有料プラン(月額800円/年額3000円)への移行が必要です。4K書き出しも有料版限定です。

InShotの画面。「ビデオ」「写真」「コラージュ」の作成ボタンが並ぶ

パート2. InShot(インショット)の機能とメリット・デメリットまとめ

主な機能はカット・BGM追加・テキスト・フィルター・モザイク・PiP・グリーンスクリーン・キーフレームアニメーションなどです。

thumb-up 客観的に見たメリットは次のとおり。

  • スマホ1台で撮影から書き出しまで完結する
  • UIが整理されており、初めて動画編集するユーザーでも迷いにくい
  • 縦型・横型・正方形など複数アスペクト比をワンタップで切り替えられる

thumb-down こちらは制約として把握しておくべき点です。

  • PC版が存在しない(iOS / Android 専用)
  • AI機能は被写体トラッキングのみ。字幕自動生成・翻訳・AI背景分離は非対応
  • 細かいタイミング調整はスマホ画面サイズの制約を受ける

パート3. InShot(インショット)でモザイクをかける方法

InShotのモザイク・ぼかし機能には「全体」「部分」「追従」「背景」の4通りの使い方があります。

① 画面全体にモザイクをかける

「フィルター>エフェクト>スタイル>MOSAIC」の順に進みます。下部スライダーでモザイクの粗さを調整できます。

InShotのスタイルからMOSAICを選択して全画面モザイクをかけている

② 画面内の一部にモザイクをかける

「ステッカー>詳細>MOSAIC」から操作します。「エフェクト」にありそうに見えますが、InShotではステッカー経由が正しい手順です。配置後は四隅の矢印マークでサイズ調整、スタイル(ピクセル・ぼかし)の切り替えも可能です。

InShotのステッカー一覧でMOSAICが選択され、プレビュー内の一部にモザイクが適用されている

③ 動く被写体にモザイクを追従させる

②でモザイクを配置・確定後、「トラッキング」をタップ。「人物・顔」または「物体」のアイコンを選んで「トラッキングを開始」を押すと自動解析が走ります。被写体の動きが速い場面や複数人が重なる場面では精度が落ちるため、その場合はキーフレームで手動補正を加えます。

InShotのトラッキング設定画面。人物・顔用と物体用の2アイコンと「トラッキングを開始」ボタン

④ 背景にモザイクをかける

InShotには背景のみを選択的にぼかす専用機能がなく、グリーンスクリーン合成との組み合わせが必要です。被写体の輪郭が複雑だったり背景との境界が曖昧な場合は、AI背景除去機能を持つPC向けツールの方が安定した結果を得やすいです。

パート4.InShot(インショット)はパソコンで使えるか?Edimakorとの違い・比較

1) InShot vs HitPaw Edimakor

InShotにPC版はありません。 iOS / Android 専用アプリです。PC上での動画編集が必要な場合の選択肢として、Windows・Mac両対応の HitPaw Edimakor があります。

InShotとEdimakorの比較表

2) HitPaw EdimakorでPCから動画にモザイクを入れる

HitPaw Edimakorのモザイク・ブラー機能は、タイムライン上で適用範囲・強度・開始/終了タイミングをミリ秒単位で調整できます。2026年1月のVer.4.6.0より追加された「AI自動モザイク」を使用して、処理を自動化することも可能です。

基本的な操作手順

手順 1: 「新規プロジェクト」をクリックし、対象動画をタイムラインに読み込む

手順 2: 右側の「動画」タブ>「AIツール」タブから「自動モザイク」を選択

手順 3: プレビュー画面上で適用範囲をドラッグ指定

HitPaw Edimakorの自動モザイク適用後のプレビュー画面

パート5. InShotでモザイクを入れるに関するよくある質問

A1: 基本的なモザイク機能(全体・部分・追従)は無料版でも使用できます。ただし書き出した動画にはウォーターマークが入ります。

A2: 書き出し時に「1080p」または「4K」を選択してください。4K書き出しは有料版限定です。

A3: InShot単体では難しく、グリーンスクリーン合成との組み合わせが必要です。AI背景除去機能を持つPC向けツール(HitPaw Edimakorなど)の活用が現実的な選択肢です。

A4: ②の手順でモザイクを配置後、「トラッキング>人物・顔」で自動追従が可能です。精度が不十分な場合はキーフレームで手動補正を加えてください。

まとめ

InShot(インショット)のモザイク・ぼかし機能は、SNS投稿などスマホ完結の編集用途には十分実用的です。

「背景だけぼかしたい」「複数の顔を精密処理したい」「PC画面で細かいタイミング調整をしたい」といった用途では、PC向け動画編集ソフトHitPaw Edimakorとの使い分けが有効です。

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