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動画をSNSやYouTubeにアップロードする際、通行人の顔や車のナンバープレートが映り込んでいることがあります。最近の動画編集アプリには「モザイク追従」機能が搭載されており、AIが自動で被写体を追いかけてくれます。

本記事ではモザイク追従機能を持つ動画編集アプリを5つ紹介し、それぞれの特徴と使い方を解説します。

パート 1. 動画編集における「モザイク追従」とは?

モザイク追従とは、動画内で動いている人物や物体に対して、モザイク処理を自動で追いかけさせる技術です。静止画と異なり、動画では被写体がフレームごとに移動するため、従来は各フレームでモザイクの位置を手動調整する必要がありました。

このモザイク追従機能は、AIやトラッキング技術を活用して被写体の動きを解析します。一度対象物を指定すれば、ソフトウェアが自動的にフレームごとの位置変化を認識し、モザイクを適用し続けます。

30秒の動画は約900フレーム(30fps換算)で構成されています。手動で調整する場合、全フレームを確認しながらモザイク位置を修正する必要があるため、数時間かかることもあります。しかしこの機能を使えば、作業を数分で完了できます。

パート 2. 動画モザイク追従に対応した動画編集アプリ5選

以下、モザイク追従機能を持つ代表的な動画編集アプリを5つ紹介します。

Edimakor

EdimakorはAI搭載の動画編集ソフトで、WindowsとMacに対応しています。主な特徴は以下の通りです。

  • AIモーショントラッキング機能: 人物、車など動く被写体を高精度で自動追跡
  • 手動キーフレーム不要: 初心者でも直感的に操作可能
  • 柔軟な微調整: ピクセル単位での正確な追跡調整に対応
  • 多様な追跡対象: モザイク以外にテキストやステッカー、他の動画や画像も追従可能
Edimakorの編集画面でAI自動モザイク機能を選択している様子

CapCut

CapCutは無料で利用できる動画編集アプリで、iOS・Android両方に対応しています。次のような特徴があります。

  • 無料・無制限のトラッキング機能
  • 豊富なモザイク形状
  • TikTok連携

無料版には広告が表示され、一部の高度な機能は有料プランが必要です。

CapCutでモザイクを配置しトラッキング機能を適用する操作画面

VLLO

VLLOは韓国発の動画編集アプリで、iOS14.0以降、Android8.1以降に対応しています。次のような特徴があります。

  • 高精度トラッキング
  • 詳細な調整機能
  • 直感的なインターフェース

無料版ではトラッキング機能を試せますが、モザイク適用済み動画の保存には有料プランへの加入が必要です。

VLLOで動画にモザイク処理を施している画面

Inshot

InShotは写真・動画編集の両方に対応した多機能アプリです。iOS12.0以降、Android7.0以降で利用できます。次のような特徴があります。

  • 部分・全体モザイク対応
  • トラッキング機能
  • 動くスタンプ

無料版には広告表示があり、一部機能に制限があります。

InShotでモザイクステッカーを配置しトラッキングを設定する画面

PicsArt

PicsArtは主に写真編集向けのアプリですが、動画編集機能も備えています。iOS・Android両対応です。

  • 基本的なモザイク加工: 静止画メインだが動画にも対応
  • 簡易的な追従機能: 基本的なトラッキングが可能
  • 多機能エディタ: 写真編集との併用に便利

高度な自動追従機能は他のアプリと比較すると精度が劣る場合があります。動画編集をメインとする場合は、他のアプリの方が適しています。

PicsArtで追従モザイクを設定している画面

パート 3. モザイク追従機能を表で多角的に比較

各アプリの機能を以下の表で比較します。

アプリ名 モザイク追従の精度 操作のしやすさ 対応端末 料金体系 モザイクの形 主な特徴 編集の自由度
Edimakor ★★★★★ ★★★★★ Windows/Mac 有料(無料体験あり) 多数(カスタマイズ可) AI搭載、微調整可能、万人向け ★★★★★
CapCut ★★★★☆ ★★★★☆ iOS/Android 基本無料(一部有料) 豊富 無料で高機能、TikTok連携 ★★★★☆
VLLO ★★★★★ ★★★★☆ iOS/Android 有料(無料版あり) 調整可能 高精度追跡、保存は有料 ★★★★☆
InShot ★★★☆☆ ★★★★☆ iOS/Android 基本無料(広告あり) 基本形状 多機能、初心者向け ★★★☆☆
PicsArt ★★☆☆☆ ★★★☆☆ iOS/Android 基本無料(一部有料) 基本形状 写真編集メイン ★★☆☆☆

PC環境で本格編集をする場合: Edimakorが最適です。AI機能と微調整機能のバランスが良く、高品質な仕上がりを実現できます。

スマートフォンで手軽に編集する場合: CapCutまたはVLLOがおすすめです。CapCutは無料で利用でき、VLLOは精度が高いため用途に応じて選択できます。

初心者向け: InShotはスマホの操作で、動画編集に慣れていない方でも扱いやすい設計です。

パート 4. HitPaw Edimakorで動画編集に自動モザイクを入れる方法

HitPaw Edimakorを使った具体的なモザイク追従の手順を解説します。

ステップ1: プロジェクト作成と動画読み込み

Edimakorを起動し、「新規プロジェクト」をクリック。編集したい動画ファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップで読み込みます。

HitPaw Edimakorのファイルインポート画面

ステップ2: AI自動モザイクの適用

タイムライン上の動画クリップを選択し、右側パネルの「動画」>「AIツール」で「自動モザイク」をオンにします。次に追跡したい対象物を画面上でのドラッグで指定すると、AIが自動的に対象物を認識して追跡するようになります。

HitPaw EdimakorのAI自動モザイク設定画面

ステップ3: 微調整とエクスポート

プレビュー再生で追跡結果を確認し、必要に応じてキーフレームで微調整します。完了したら「エクスポート」ボタンをクリックし、出力形式や解像度を設定してエクスポートを実行します。

HitPaw Edimakorのエクスポート画面

パート 5. HitPaw Edimakorで動画編集にモザイクを入れる活用シーン3つ

1) 顔や個人情報を隠したいシーン(プライバシー保護)

街中での撮影やイベント動画では、通行人の顔や車のナンバープレート、書類の個人情報が映り込むことがあります。GDPR等のプライバシー保護法への対応として、モザイク追従機能で動いている被写体も確実に隠せます。

通行人の顔にモザイクが自動追従している編集例

2) SNS・YouTube用動画の編集シーン

商品名を一時的に隠して後半で公開する演出や、料理動画で材料パッケージのメーカー名を隠す、ゲーム実況でネタバレ部分を伏せるなど、視聴者の興味を引く演出としてモザイクを活用できます。

ゲーム実況動画で画面内のネタバレ部分をモザイクで伏せている画像

3) 仕事・説明動画で情報を伏せたいシーン

企業の製品紹介動画やマニュアル動画では、画面録画時のアプリケーションUI内の顧客情報、ログイン情報、社内ドキュメントの機密部分などを隠す必要があります。スクロールしても該当箇所を隠し続けられるため便利です。

画面録画動画で機密情報のエリアや人にモザイクが自動追従している編集例

動画モザイク追従ができる編集アプリに関するよくある質問

A1: 動画内で動いている被写体に対してモザイク処理を自動的に追いかけさせる機能です。フレームごとに被写体の位置を認識してモザイクを適用し続けます。

A2: はい、CapCut、VLLO、InShotなどがiPhoneに対応しています。App Storeから無料でダウンロードできます。

A3: HitPaw Edimakorで自動モザイク機能を使用できます。CapCutは完全無料で制限なく使用できますが、広告が表示されます。VLLOとInShotは無料版でも試せますが、保存時に制限があります。

A4: 動画をタイムラインに追加後、「スタンプ」メニューからモザイク素材を選択して配置し、「トラッキング」ボタンをタップ。追従させたい対象物を指定すれば自動追跡が開始されます。

まとめ

動画編集におけるモザイク追従機能は、幅広く活用できる技術です。

スマートフォンではCapCut、VLLO、InShotが手軽に利用でき、PC環境でより高精度な編集を行う場合はHitPaw EdimakorのAIモーショントラッキング機能が効果的です。手動キーフレーム設定が不要で直感的に操作でき、ピクセル単位での微調整にも対応しています。

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